母、空港で初めて車椅子を使う【後編】
2025年 09月 18日
本日は前編からの続き、です。
優先搭乗でゲートを通過したら車椅子は飛行機の機体の入口まで。機内へは降りて乗り込みました。私は子どもがいないので「優先搭乗」は初めての経験です。
機内で歩くとしたら一度トイレに立つくらいですが、伝い歩きの状態だとトイレはなるべく近い位置のほうが良いですね。
往路はビジネスクラスのすぐ後ろの(非常口ではない)足もとが広い座席。修行の成果で往路は事前に予約出来たのですが、復路は事前に取れなくて。
ソウル便はオンラインチェックイン対象外。帰国日に金浦のチェックインカウンターで前方に変更出来るか聞いてみるつもりでした。
前方に座っていますが、到着したら皆さんが降りたあたりのタイミングでCAさんがサポートして下さり最後に出ました。飛行機を出たところで車椅子と係員の方が待っていてくれたのです。
羽田のカウンターで当日お願いしたことが金浦空港にも伝わっているって凄いな。問題は金浦の入国審査だけど、ここは一番右の優先レーンから。指紋認証と顔写真は一度立ち上がる必要あり。
荷物をピックアップして無事入国。カカオタクシーで移動するつもりだったので、乗り場に近いベンチまで車椅子で移動させて頂きました。
金浦空港の係員の方が日本語OKな方(韓国人)で「帰国はいつですか?空港に到着してすぐ車椅子が使えるようにしておきますよ」と言って下さって。
帰国日はチェックインカウンター横に予め車椅子が用意されていて、羽田空港到着時も係員の方が待機していてくれました。復路の座席は足もとが広い位置に変更が既にされていて、完璧な対応で私も母もびっくり!
JRで働いていたことがある同僚にこの話をしたら「電車だと事前に連絡がないと対応出来ない。ANA凄いですね!」たぶんJALも同じような対応はされているとは思いますが。
ソウルではK.rideのアプリでカカオタクシーが行きたい場所の前まで指定できるか、確認しながら設定して移動しました。流しのタクシーだったらそうはいかなかったでしょうね。
もちろん自分1人の時と違って行ける場所は制限されますが。多少は自力歩行できるということもあり、明洞の中は一度だけ歩きました。でもそれが今回の限界。
ホテルの中は問題なく過ごせましたが。朝食のブッフェは私が手を引いてひと回りして、食べたいものを確認してから母には座ってもらい私がまとめて取っていきました。
韓国は「親孝行旅行」に対して好印象を持つ傾向があるので、現地でも快適に過ごせました。実際には私が行きたい所に行くだけで「親孝行旅行」ではないのですが、そう見えるらしいw
今の母は膝に水が少し溜まっているけど、病院では様子見ということで。筋力トレーニングを増やすよう言われたそうです。だいぶ良くなったからそろそろソロで出歩けるかな?
もともと1人で都心にホイホイ出かける80代なので、もう少し良くなってくれたら…と思っております。
伝わらないのは承知ですが、お世話になった空港係員の皆さま&お気遣いいただいたCAの皆さまには心から感謝申し上げます。
by alohapanda
| 2025-09-18 00:00
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